アクリル塗料のクリアスプレーに比べ、より光沢感が増した仕上がりを実現する「2液性ウレタンクリアコートスプレー」。
その光沢感の魅力から、塗装の仕上げに使用する方も多いと思います。
適切に使用できれば魅力的な仕上がりになる一方で、気を付けたいのが塗装の失敗時。
この記事では、2液性ウレタンクリアコートスプレーの塗装失敗時の対処法についてご紹介します。
2液性ウレタンクリアコートスプレーはシンナーで落とせる？
塗装直後の硬化前であれば、シンナーを使用して拭き取ることは可能でしょう。
ただし、拭き伸ばしてしまっていたり、拭き取りが甘く、ボディに一部が残ったまま硬化してしまうと、もうシンナーでは除去することができません。
シンナーで落とせない2液性ウレタンクリアコートスプレーの対処方法は？
2液性ウレタンクリアコートスプレーが硬化してしまってからでは、シンナーでも除去することは出来ないと書きました。
ではそうなった場合にはどうするのか。
結論、サンドペーパー等で削り落とすしかありません。
失敗時のリスクを理解したうえで使用する
上記のように、適切に使用すれば素晴らしい仕上がりとなる2液性ウレタンクリアコートスプレーも、ひとたび塗装に失敗すれば、そこに待っているのは塗装箇所を自ら削り落とすという、何ともやるせない作業。
もしカラー塗装を終えた後の仕上げとして使用していた場合には、下地のプラサフまで削り落としてからの再塗装作業となります。
そのため、塗装作業自体に慣れていない方が使用するには、少々リスクの高い商品だと言えます。
とはいえ、使用方法をしっかりと理解したうえで適切に使用すれば、素晴らしい仕上がりが待っていますので、愛車により光沢感を求められる場合には、是非2液性ウレタンクリアコートスプレーにチャレンジしてみてください。
カラー塗料を販売しているメーカーからそれぞれ発売されていますので、同じメーカーの物を使用するのが無難です。
2液性ウレタンクリアコートスプレーの塗装に失敗した場合には、こちらのサンドペーパーなどを使用して除去しましょう。800番や1000番を使用すれば落とせるでしょう。
サンドペーパーは素手で使用するよりも、下記にあるような専用のパッドを使用した方が、均一な力でムラなく対象面を磨くことが出来ます。
