車の傷はワックスで消える?→消えます。仕組みを解説。

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洗車の仕上げに使用する方も多いワックス。
カー用品店に行けばワックスコーナーには様々な商品が並んでいます。

車用のワックスと聞けば「ボディの艶を出すもの」とイメージする方がほとんどだと思いますが、艶出しにプラスアルファの効果を持たせたワックスがあります。

ワックスで傷が消える仕組み

傷消しの効果を謳うワックスには「研磨剤入り(コンパウンド入り)」、「研磨剤無し(ノーコンパウンド)」の2種があります。

それぞれのタイプがどういった仕組みで傷を消しているのかを解説します。

研磨剤入り(コンパウンド入り) ワックス

文字通り研磨剤の粒子がワックスの中に入っている商品です。
ワックスがけを行う際に研磨剤が塗装表面を薄く削ることで、塗装表面が滑らかになり、微細な傷を解消するというものです。

塗装表面が滑らかに整えられ、傷そのものが無くなるので効果を実感しやすいですが、塗装面を削っているという点において注意が必要です。
わずかな量とは言え、使うたびに塗装面が削られ薄くなっていくので、塗装面にはあまり良い状況ではありません。

コンパウンド入りワックスには次のようなものがあります。

リンレイ キズ消しWAX・ふき取り不要

研磨剤無し(ノーコンパウンド) ワックス

研磨剤を含んでおらず、シリコンなどで傷を埋めて目立たなくするという商品です。
根本的には傷は無くなっておらず、一時的に埋めているだけの状態のため、日数の経過とともにワックスの効果が落ちてくると、傷がまた見えてくるようになります。

車のカラーに合わせて商品が分かれているのは何故?

特に研磨剤入り(コンパウンド入り) ワックスは、使用する車のボディカラーに合わせて種類が分かれている場合があります。

大まかに分けると、ホワイト系の車用と、ダーク&ブラック系の車用の2種類です。

それぞれの違いは次の通りです。

ホワイト系の車用

ホワイトやホワイトパールといった、白いカラーの車に使うための商品。

白い車は塗装表面の細かな傷が目立ちにくい一方で、黄ばみや水垢が目立ってしまうという特徴があります。
そのため、比較的粒子の粗いコンパウドを採用し、研磨力が高めてある仕様になっています。

ダーク&ブラック系の車用

白い車と違って塗装表面の細かな傷が目立ちやすい濃色や黒の車。
そのため、ホワイト系の車に使用する商品に比べ、マイルドなコンパウンドが採用されています。

このことから分かるように、ダーク&ブラック系の車にホワイト系の車用の商品を使用するのは避けた方が無難です。
余計な傷を付けてしまったりと、適切な効果が得られないからです。
反対に、ホワイト系の車に ダーク&ブラック系の車用の商品を使用すると、研磨剤による傷付きの心配は無いものの、研磨力がマイルドな分、本来の効果を発揮できない可能性があります。

そのため、ボディカラー別に商品が用意されている場合は、自身の車のカラーに合ったものを選ぶようにしましょう。

タイプによるメリットデメリットを知ったうえで使用する

「研磨剤入り(コンパウンド入り)」、「研磨剤無し(ノーコンパウンド)」 のそれぞれにメリット、デメリットがあるのがお分かりいただけたと思います。

どちらかが圧倒的に良いということは無いので、そこは使用者の価値観や、使用する対象となる車の状態で選べばよいと思います。

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