タイヤのゴムに含まれる老化防止剤(酸化防止剤)がタイヤ表面に染み出してくるメカニズムと、その除去について。

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タイヤのゴムに含まれる老化防止剤は、通常、酸化防止剤と呼ばれる化学物質の組み合わせです。

これらの酸化防止剤は製造工程でゴムに添加され、タイヤが酸素やその他の環境要因にさらされることによって分解したりひび割れたりするのを防ぐために設計されています。

時間の経過とともに、タイヤ内の酸化防止剤はタイヤの表面に移行し、薄い層を形成するようになります。

しかしながら、この移行が起こる正確なメカニズムは完全には解明されておらず、ゴムを通して抗酸化物質が拡散し、タイヤ内に存在する可能性のある溶剤やその他の物質が蒸発することが関係していると考えられています。

タイヤを護るための物質であることは理解できるものの、気になるのがその見た目です。
茶色く変色した酸化防止剤は、タイヤのみならず車全体のイメージを損ねるほどのインパクトがあるケースも。

タイヤのゴム自体に老化防止剤が含まれているため、タイヤ表面に染み出た分を洗車で除去することについては、大きな問題は無いと思われます。

ただし、タイヤ表面の老化防止剤を除去する目的で、研磨剤を含むクリーナーを使用する、もしくは研磨剤そのもので磨くなどの行為はタイヤを傷める可能性があるため避けた方が無難です。

重要なのは、洗車後にクリーナー等の液剤をタイヤに残さないこと。しっかりと水ですすいで、洗い落としてください。液剤が残ったまま放置しているとゴムと反応し、劣化を早めてしまう可能性があります。

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